戦艦以外の艦

                    

咸臨丸 『日の丸よ、波濤を越えて明日を目指せ』  2012年 第45回KFSアートコンテスト入選作品

2012年制作・B2サイズ      

幕末期に江戸幕府が保有していた初期軍艦で、木造でバーク式の3本マストを備えた蒸気船です。
「咸臨」とは、『易経』よりとられた言葉で、君臣が互いに親しみ合うことを意味します。
勝海舟や福沢諭吉らを乗せ、幕府の船として初めて太平洋を横断したエピソードはとても有名です。
戊辰戦争に参加した際は、軍艦としての機能は他艦に劣り、
既に運送船の役割を担っていた咸臨丸は新政府軍によって拿捕されました。
その後、明治政府に接収された後、開拓使の輸送船となりました。



 

軽巡洋艦 多摩 1878-1908

2012年制作・B4サイズ

八四艦隊計画(後の八八艦隊計画)の1隻として建造された艦です。
軽巡洋艦でしたが、太平洋戦争時のアリューシャン列島のキスカ島攻略作戦やアッツ島海戦に参加しました。
その後、エンガノ岬沖海戦で空襲により大破し、最終的にはアメリカ海軍の潜水艦「ジャラオ」の雷撃により撃沈し、
乗組員全員と共にフィリピンの海に消えました。
 


駆逐艦 雷 -武士の心をもったフネ-     2013年靖国神社みたままつりの揮毫ぼんぼりとして奉納


2013年制作・和紙(靖国神社指定用紙)

太平洋戦争開戦時に、駆逐艦「暁」「響」「電」と共に第六駆逐艦を結成し、第一水雷戦隊に所属した艦です。
スラバヤ沖海戦に参加し、姉妹艦である駆逐艦「電」とともに沈没したイギリスの駆逐艦「エンカウンター」の生存者422名を救助しました。

その後、第三次ソロモン海戦、アッツ島への輸送作戦などに参加しましたが、船団護衛中にアメリカの潜水艦の雷撃を受けて沈没し、
乗組員全員が戦死しました。